2012/11/16 Halo4 キャンペーン~Haloワールドの濃密さを再認識。

image

キャンペーンを一周、ウォーゲームを丸一日、スパルタンオプスやカスタムゲームでお祭り騒ぎ、そしてSR50に達しスペシャライゼーション開放。一通り遊べる部分は遊んだだろう。

ロードアウトメニュー(CoDで言うクラスの概念)や、武器のリスポンによるマップ誘導を廃し代わりに補給物資システムの導入、本来から大きくカタチが変わってしまったのにも関わらず、従来のHaloらしい面白さは崩れていないところが素晴しい。確かに不満点はいくつか有るけれども、個人的にはこれほどまでしっくり来たFPSはここ数年で無かった

ちなみに今回は前回までと打って変わってキャンペーンの感想を書いてみたいと思う。ウォーゲーム、スパルタンオプス、またフォージについても書きたいが、一記事に時間を掛けすぎるとモチベ的に積んでしまうので分割。


チーフと古の種族「フォアランナー」との新たな戦い

Halo3からWars、ODST、Reachと多くの外伝を経て5年ぶりのナンバリング。もちろんマスター・チーフとコルタナを主役とした活躍劇が繰り広げられ、グラフィックやインターフェイスも洗練された。シングルプレイは従来のシリーズに比べ比較的短く、かつ濃厚。全8章で構成されており、ノーマル一周をサクサク進み5時間足らずでクリア。今となっては少し物足りなさが残るものの、プレイ中は一つの長編映画を観ているような感覚で新たな「Halo4ワールド」にどっぷり浸る事ができた。

image

今回の新たな敵「プロメシアン」らは、今までのシリーズを通して戦ってきたコブナントに負けず劣らず見劣りせずの強敵尽くし。防御が固くワープ移動でかく乱してくるナイトや、迅速に走り回って射撃してくる強犬(?)クローラー、また周囲を飛び回る上に一度撃破したはずのプロメシアンを構築し直すウォッチャーと、どれも個性とインパクトの強い敵だ。

特に空を飛び回るウォッチャーとの戦いは、弾切れが頻出しやすいシングルプレイとしては頭を悩ませる敵。撃ち落とすには正確に弾を当てていかなければならないし、放っておくとフォアランナーご自慢のデータ化技術で他プロメシアンを復元してしまう。まるでEDF3の大量のガンシップを相手にしている感覚。

考えてみるとプロメシアンは現時点でこの3種類しか居ない。一応コブナントとの戦闘もほどほどあるのだが、ドローンやブルート等の種族は完全にリストラされてしまったために全体の敵種類は少ない、というかキャンペーンのメインで戦う相手がこの3種類なためコブナントの存在自体を途中で忘れそうになる。またプロメシアン種族の車両系兵器も存在せず、戦闘のバリエーションは少々薄いのが残念だ。

しかし宇宙を真っ直ぐに駆け抜けていくような1~8章のゲームシーンの数々、更に追加され、効果音や射撃感覚がより重厚になった武器・兵器の数々、これらを体験するとその不満点はどこかへ吹っ飛んでいく。墜落した宇宙船「Forward Unto Dawn」からの脱出はプロローグとして最高の出来だし、8章のスターフォックs…ペリカン単機突撃の熱さはHalo3ラストのHalo崩壊後の脱出シーンを彷彿。戦闘以外でも演出面で魅せてくれる。

肝心のシナリオも、4から始まる新たなHaloサーガの開幕として申し分ない。少し設定が分かりにくい部分はあるものの、アーティファクトを巡っての新たな戦争とダイダクトの野望阻止という一連の流れは新規Haloプレイヤーでも十分楽しめるだろう。5、6とこれからどう展開しどう終幕するのか、最後までチーフの姿を追い続けたいと思う。

設定上新しくスパルタンIVが開発されたため、Halo3:ODSTやReachのような外伝も発売されないかと期待している。ODSTのニューモンバサを歩く孤独なルーキーとの一体感、Reachのノーブルチームの最後の活躍劇といったシーンはスパルタンオプスでは体験できないだろうから。

今となっては遅いだろうが、苦悩しながら難易度レジェンドでじっくり進めるよりも、ノーマル難易度を駆けてくれる方が満足度は高いだろうと思う。未プレイの人には、結果的に時間を多く掛けてでもこちらを推奨したいところ。


ノリノリで書きましたがhalo1と2はまだ一周してません…大口叩いてすみません…

コメント