2013/06/20 しかぴぃのCiv5シングルプレイメモ。①

 

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ゲーマーを廃人へと導く禁断のゲームとして名高いシヴィライゼーションシリーズ。その中でも随一の人気と熱中度を誇るのがCiv4BtSのマルチプレイと云われており、というかそれ以外は僕があまり詳しくないので勝手に言ってしまうのだが、現に僕やその他の道民Twitter勢らは多くの夜と人生の一部を注ぎ込んできた。

(ここまで前回と同じ導入文)

さて、そんな導入とは関係なく今回はCiv5のお話でした。一時期前、amazonによりシヴィライゼーションVのGOLDエディションが価格75%オフでダウンロード販売された。この機会に購入したユーザーも多くいる筈だが、図らずとも肥大化してしまうプレイ時間により、そのまま積んでしまった積みゲーマーの方々も多く居らっしゃったかも知れない。

僕自身も、以前にCiv5単体は購入したのだが、Civ4との違いやシステム面に馴染めず10時間もプレイしないうちに積んでしまった。しかし、そんな僕に対してしかぴぃ氏(@sikapy)が「DLC無しのCiv5でこのゲームを語るのはnoobなんだよね、それ一番言われてるから」と一喝。更にはある日、急に「Civ5GaKシングル攻略記事書いたから掲載して、どうぞ」とtxtファイルを僕に渡してきた。妙に疲弊した様子だとは思ったが、まさか6000字以上も書き詰めてくるとは……(一部誇張表現あり

という訳で、前回のCiv4記事と同じくしかぴぃのCiv5攻略記事。どうにも途中で血を吐き力尽きたようで社会制度の記述で止まっているが、力が蘇り次第、その2として再執筆するらしい。どうぞよろしく。


以下全文しかぴぃから渡されたテキストです。
civ5DLC付き完全版がAmazonで1000円という破格の値段で販売されてた。これを期に購入した人も多いんじゃないだろうか。GaKが出るまで微妙評価だったciv5もそれなりの評価になっているので自分も購入。
ということでciv5を触ってそれっぽい攻略を書いていこうと思う。ただし、これはciv5wikiの初心者項目があまり充実してないから急遽書いたもので内容は合っているとは限らないどころか多分あってるほうが少ない。そもそもこの記事があってるかどうか分かる人はこんなの読んでないと思うけど。
ということで前半はciv4とciv5の違いを上げつつciv4はやってたよって人向けに、後半はciv5が初めて!みたいな人も一緒に楽しめるような解説にしたい。



civ4とciv5の3つの大きな違い

“デススタックの廃止”による戦争の戦略化

civ4の戦争は、すべてのユニットを一つのマスに集結させ一致団結一点突破戦法で戦争をしていた。しかし今作ではスタックは廃止され、1マスの上に置けるのは1つの戦闘ユニットと1つの非戦闘ユニットだけである(労働者と戦士など)
また、ユニットは消耗品ではなく資産となり、太古の時代に作った槍兵を丹念に育て上げガンシップへと進化させるゲームになった。
そのため戦争は大幅に鈍足化。たくさんの兵を突破するのではなくたくさんの兵を囲んで槍でチクチク刺していくものに。
都市の上にユニットがいなくても都市をすぐ落とすことはできず、都市の防御を削りきらなければいけないため前作のような手薄な都市を少数精鋭の騎兵隊で奇襲攻撃も非常にしにくい。
遠隔攻撃ユニットの追加で前線を歩兵で作り弓で徐々に押し上げていく戦法はciv5ならではの楽しみだろう。
戦争は大雑把なものから一気に戦術的なものへと進化した。


“AIが超好戦的”になり外交は逆に大味へ

外交はciv4に比べかなり大味。技術交換はなくなりかわりに共同研究が追加(他の国家と一緒に同じ研究を進める)
他国の研究とにらめっこしながら交換しあう事はなくなりもっぱら資源の輸入出で使う。
これも有名だがciv5はAIがみんな好戦的すぎるため外交なんて後半はあってないようなものだ。好戦的AIはすぐ攻めてくるし平和的AIはちょっとまって攻めてくる。
最初のうちにいい顔をして他国に資源を売りつけ金をむしりとり、他国からもらった金でユニットをアップデートして他国の国に攻め込む。やっぱり一番好戦的なのはプレイヤーじゃないか。
軍備をしないと攻められて負ける。軍備をし過ぎると維持費が大量にかかる。他国を攻めると他の国から非難声明を浴びて世界の敵とみなされる。非常に絶妙な関係の上に国家は成り立っているのだ。

“社会制度の仕様変更”による文化の超強化

前作の文化は文化圏を広げてしまえばあとは文化勝利を狙わない限りあってないようなものだったが、今作になりコインにも負けない超極力な効果を得た。
civ4の社会制度から大幅に変わり、制度の解禁はテクノロジーではなく文化が一定量溜まった時にツリーから選択して獲得していくようになった。さらに新しい社会制度を採用すればするほど効果が積み上がっていく。
非常に強力なパッシブスキルが社会制度を獲得すればするほどついてくるのである。ツリーを獲得すると次に必要な文化の量は増えていくが、序盤のブーストと社会制度は切っても切れない関係だろう。
文化勝利の条件はツリーを5種類以上埋め、都市でユートピア計画を完成させることになった。新しい制度を獲得するのに必要な文化量は自国の都市数に比例して多くなっていくので、都市数が少ない少国家が狙いやすい勝利条件といえる。



ざっと書いたこの3つの違い。すべてはciv5の根本を支えるもので、これを見るだけでciv4とは全く違うゲームというのがわかるだろう。
それじゃあこれを元にciv初心者でもわかるシングル低難易度攻略をしていく。


「Sid Meier's Civilizationとは!」

人類文明の歴史と発展をテーマにしたターンベースのストラテジーゲームである。一手一手をプレイヤーが、じっくりと考えてゲームを進めることができる。ゲーム内容は、いわゆる戦争ゲームではなく、文明の発展や人類史そのものを扱っている。そのためゲーム内容は広範で、国土の整備や技術開発、そして何より他国との外交関係が、極めて重要な要素となる。単純に数値の大きさや強さのみを求めるのではなく、ゲーム内で有機的に繰り広げられる国際秩序を注視し、常に一手先を読んだ総合戦略が求められる。
というwikipwdiaの丸コピペを入れつつ、つまり「貴方が指導者となり、太古の時代から国を育て上げ、誰にも負けない国家を作り上げる」ゲームである。
よくわからないけど他国を全部滅ぼせばいいんでしょ?という考えの人、だいたい正解。でもそれしか考えてないのはモンテスマやアッティラとなんにも変わらないぞ!
ということで最初はこのゲームの勝利方法の解説からしていく。


「貴方が勝利するための条件」

“制覇勝利”

制覇勝利は簡単で、最初の首都を誰にも奪われないというもの。つまり、自分以外の国の首都がすべて1度でも落とされていればいいのだ。
例えば6国のマップで始めた場合、他5国の首都を落とせば勝ちだし、4国落として最後の1国は他の国に落とされていてもいい。自分が手を下さなくても勝利できる。
と言っても制覇勝利を目指すならどんどん戦争していくのが一番早いだろう。

“文化勝利”

これは前述した通り5個以上の社会制度ツリーを埋めたあとユートピア計画を完成させればいい。

“宇宙勝利”

前作civ4とあまり変わらず、テクノロジーを研究してアポロ計画を完成させ、宇宙船のパーツをすべて作り打ち上げれば勝利。
必要なテクノロジーの数は最短で60。できるだけ研究を伸ばさなければならないので人口をギリギリまで伸ばし、共同研究もフル活用していこう。

“外交勝利”

国際連合を建造して10ターン後にある選挙で過半数の票を集めることにより勝利できる。
追加要素である都市国家も投票権を持っているため、国際連合を建てて10ターンの間に都市国家に金をばらまいて勝利できるという一番簡単な勝利方法らしい(まだやったことない)



最初はとりあえず脳筋で制覇勝利目指せばいいと思う。文化勝利と宇宙勝利はプレイ時間めちゃめちゃ長くなるので覚悟しよう。



「ゲームを初めてみる」

勝利条件を確認したら早速プレイ開始だ!シングルプレイからゲームセットアップを選択。まずは酋長か将軍で腕鳴らしをしよう。マップは何でもいいがとりあえずパンゲアの小さいが入りやすい。大陸がわかれてしまうと海上ユニットやいろいろなものの知識も必要になってしまう。
速度は特にいじらなくても問題ない。
指導者は見た目で選んで大丈夫。ゲームに慣れてないうちはどの指導者がどういう特性を持っているかわかっても、それが国にどう影響するのかやどうすれば活かせるのかがわからない。ゲームを理解してからでも問題ない。
それでは、開幕何をすればいいのか?という最初の壁を突破する攻略スタート!


マップはロードされたかな?ロードされたらまずは右下のミニマップを見よう。
ミニマップの左下に紙と6画タイルのアイコンが有るはず。その上の紙のアイコンをクリックし資源アイコンと生産アイコン(必要なら六角形グリッド)にチェックを付ける。
これでタイルが見やすくなったはず。
アイコンはそのタイルにある資源、緑色のは食料(人口を増やすために必要)黄色はコイン(研究や兵のアップグレード)ハンマーはそのままハンマー(その都市での生産力)になっている。
つまり、資源をたくさん取りつつタイルの出力もいい場所に都市を建てたい…のだが都市はできるだけ丘の上に建てたい。
丘の上にある都市はそれだけで防御ボーナスが貰え、更に遠隔攻撃にボーナスが付く。絶対に落とされてはいけない首都は出来れば丘の上に建てたい。
ちなみに、都市からある程度離れていても文化圏はゴールドで買えるので無理やり資源を取りに行くことはできる。ただし、その資源に何百ゴールドも払って取りに行くくらいならその資源の近くに新しい都市を建ててしまったほうがいい場合もある。
丘の上に都市は作れただろうか?その都市の周りにある枠が文化圏であり、都市の人間はその文化圏の中にあるタイルから食料や資源を得る。文化を出せば勝手に広がっていくし、前述したようにゴールドで買うこともできる。


もう一人のユニットは戦士。戦士は首都の周りを歩かせ視界を確保していこう。ちなみに野生の動物はいなくなったので熊に怯えなくてもいいぞ。
都市は常に何かを生産しなければならない。最初の生産は基本的に斥候でいいだろう。斥候は戦闘力はないが移動が戦士の2倍あるため素早く地図を埋めてくれる。
civ4と違い相互通行条約(お互いの領土内を好きなように行き来していい条約)は必要な技術が筆記から官吏になったためかなり遠く、早めに地図を埋めないと領土に阻まれてしまうおそれがある。
研究は周りの資材を見よう。資材にマウスを合わせると赤文字で「○○が必要」と出るはずだ。つまりその技術がないとせっかくその資源が領土にあっても有効化できないのである。
視界を埋めていくと様々なものが見つかるだろう。都市国家と接触出来ればゴールドをもらえる。都市国家とは中に誰もいない完全なNPCだが基本的にはお友達だ。関係が有効になれば食料や資源をくれるし戦争の囮にもなってくれる。
遺産は発見したらすぐにその上に兵を向かわせよう。様々なボーナスが貰える。蛮族キャンプは要注意だ。蛮族キャンプでは蛮族たちがせっせと蛮族づくりに励みモリモリ蛮族が湧いてくる。戦士だけではキャンプを制圧するのは時間が掛かるが蛮族は自力回復ができないのでヒットアンドアウェイでも倒せるぞ。
他国と出会っても別に話すことはない。さようならでいいだろう。
斥候で視界を取りつつ労働者を作成しよう。労働者とはタイルの上にいろいろなものを作ってくれる便利屋さんだ。
資源タイルの上に資源を有効化させる建物を立てることでやっと資源を手に入れることができるぞ。
テクノロジーはとりあえずフィーリングで取っていこう。最終的に全部とることになるんだから順番は気にしなくてもいい。正解なんてまだわかって無いというのが本音でもある。



ということでciv5の立ち上がりについての説明は終わり、ここからは鉄板なんてものはないので自分で試行錯誤しろ!…とも言えないので次はユニットや建造物の評価だったりテクニック、知識を説明していく。



「プレイする上で知っておきたいこと」

・ユニットについて

初期に作るべきユニットは槍兵だけである。戦士と弓は弱すぎるし剣士は必要技術が鉄器のせいで参入時期が遅い。槍兵と剣士はちょうどciv4の斧兵と剣士の関係に似ておりまあ剣士も強いけど剣士とか作ってる暇あったら斧作るよねって感じになっている。
騎兵ユニットは正直どれも弱いし、今作の基本である近接ユニットで前線を作り後ろから遠隔ユニットで弱らせるという戦略に噛み合ってない。騎兵だけが前に出た所で槍兵を弱らせる弓がついていけなければ意味は無いのだ。
戦闘弓射手は中世のエースユニットである弩兵にアップグレードできるので○。カタパルト?そんな小学生の自由研究みたいなユニット作ってる暇があったら戦闘弓射手を作ってください。
長剣士は強い…が前の時代から使ってきて蛮族でレベルが上った槍兵をアップデートさせたほうが強い。中世の戦争は必然的に長槍兵と弩兵、都市を落とすためのトレビュシェットで構成されていくだろう。(中世以降のユニットは今後追加予定

・戦争について

大前提として、ユニットは消耗品ではなく資産である。1つのユニットを使い続けることが戦争に勝つ秘訣だ。
具体的に言うと、槍兵と戦闘弓射手で蛮族を狩って昇進をつけておくというものだ。これは再序盤からできる戦争準備で、これをしているのとしていないのでは非常に戦力差ができる。
では、戦争をするメリットとデメリットとは何なのか?簡単なようで予想外な副次損害が出ていたりする物である。
メリットその1はずばり勝った時のリターンの大きさである。都市を奪えば国が大きくなり、相手が負けを認めれば多額の賠償金を踏んだくれる。大体の人がこれを目的に戦争するだろう。
ここで大事なのは、「戦争はする目的がないときにはしてはいけない」ということである。例えば、新しく都市がほしいと考えた時、人から奪うのではなくまず自分の領地を見回そう。まだ入植できる時があるのに戦争をしたって意味は無い。
1つの都市を奪うのに3ユニット消費するとしよう。新しく都市を建てるのは開拓者一人の犠牲ですむのだ。
もう一つのメリットは外交的なものだ。例えば戦争キチのアッティラがしょっぱなからいろんな国とドンパチしていたとする。すると世界はアッティラを共通の敵と認識して団結する。これにより信頼ボーナスを稼げるのだ。
デメリットはもちろん敗戦した時の絶望。みんなわかってると思うけど戦争に負けてもいいことなんて一つもない。戦争をするために準備をして、結局都市や金銭のやりとりなしで終戦したとしてもプラスマイナス0ではない。軍備に割いたリソースの分だけ他国に負けているのだ。
そして引っかかってくるのが幸福問題だ。全国から出てくる幸福を不満が上回ってしまうと国民は働かない。戦争が長引くと不満がどんどん溜まり始め、不満が上回ってしまうと生産が止まり、文化が減り、黄金期が遠ざかっていく。
更に、戦争した相手に友好国があった場合は非難声明を出されたり、最悪(というか大体)連鎖宣戦される。戦争する相手はできるだけ敵の多い国にして味方を増やし、頃合いを見て裏切りたい。
ただ、低難易度なら急に攻められることはそこまで脅威ではない。大体技術の面でAIの上を行っているので上位のユニットで返り討ちにできる。低難易度特有の無双プレイを楽しもう。

・建造物について

建造物は恐ろしいほどの種類がある。それらすべてを覚えるのは困難だし、正直覚えなくていいようなものもある。ということで出来れば覚えておきたい建造物だけとりあえず。
あ、あと宗教系はどうも弱いらしいので今回はカット。まだ宗教を試したことがないからなんとも言えないけど。
とりあえず建てておきたいのはモニュメント。とりあえず文化が出ないと文化圏が広げられず何もできない。すべての基本なので出来れば全都市に建てたい。
穀物庫は人口のブーストに使える。作りやすいのでぱぱっと作る。
科学の基本は図書館から。序盤の大事な技術系建造物なので人口が伸びそうな都市には建てておくこと。
兵舎は強いけど数はそこまでいらない。ユニットの生産は必要最低限に抑えたいので2~3都市でもあれば十分。ユニットを作る都市を予め決めておくといい。
とりあえず覚えるべきはこれくらいか。あとは沿岸都市に灯台を建てたり、円形闘技場を立てたり、市場を立てたり。軍備は揃えすぎても維持費がかさみ、更に移動の邪魔にもなるので多すぎても良くないのだ。

・社会制度について

非常に強力なものが多く、時に“解放”ツリーの市民権で無償の労働者、直接民主制で無償の開拓者が得られるのは序盤では非常に大きい。逆にこれらの効果は中盤以降はあまり美味しくないのでぜひ序盤で獲得したい。


txtファイルはここで途切れている……
(そのうちその2に続く)

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